こんにちは!
田舎で暮らすワーママ、持田ゆずです。
マイホームは高級感のある無垢床にしたい!
でも、小さな子供がいるから傷や汚れがつかないか気になる…。
夢のマイホーム!
床材にもしっかりこだわりたいですよね。
見た目や肌触りの良い無垢床は、人気の床材です。
ところが、ネット上では「無垢床にして後悔した」という声も見かけます。
特に、小さな子供がいると傷や汚れがつかないか心配ですよね。
我が家は、モデルハウスで自然素材の心地よさを体験して、1階の床を無垢材(無節の杉)にしました。
3歳と0歳1か月の子供たちとともに入居して1年。
総合的には大満足です!が、やはり傷はよくつくし、正直めんどくさいなと思う場面もあります!
この記事では、
- 無垢床のメリット・デメリット
- 3歳児・0歳児と共に1年間生活した結果
- 我が家がとった対策
を紹介します。ぜひ最後までお読みください。
そもそも無垢床とは
無垢床は、天然の木から切り出された一枚板を並べて作られます。
無垢材には様々な樹種が使用され、それぞれに特徴があります。
一般的に、杉・ひのき・パイン等の針葉樹は柔らかくあたたかい、オーク・ウォールナット等の広葉樹は固く冷たいと言われています。
無垢床のメリット
まずは、無垢床のメリットを紹介します。
質感が良い
見た目の高級感もさることながら、肌触りも最高です。
表面がさらっとしているので、梅雨時期にもべたつきません。
また、無垢材は空気を多く含むため、断熱効果があります。
床が冷えやすい冬場でも、やさしいぬくもりを感じられます。
引っ越し前はクッションフロアのアパートに住んでいましたが、梅雨時期のビニールがくっつく感覚が苦手でした…
今は無垢床で雨が降る日も快適です♪
調湿効果がある
無垢材は天然の木から作られているため、水分を吸収・放出します。
湿度が高い時期には湿気を吸収し、乾燥する時期には水分を放出してくれるため、室内の湿度を適度に保ってくれます。
ただし、乾燥しすぎると木が割れてしまう恐れも!
冬場は加湿器を使用した方が安心です。
無垢床のデメリット
続いてデメリットを紹介します。
隙間ができる
無垢材は水分を吸収・放出しながら、伸縮・膨張を繰り返します。
すると、徐々に木材が縮んでいって、板と板の間に隙間ができてしまいます。
この隙間がくせ者で、ほこりなどの小さなごみが入り込んでしまうことも。
子供が小さなうちは、お菓子の食べかすが床に落ちたり、飲み物をこぼしてしまったりして、厄介な隙間の汚れと戦うことが増えそうです。
伸縮・膨張の過程で「反り」や「割れ」も発生します。
冬場は加湿器を使用していましたが、我が家の床も数か所割れてしまいました…。
傷がつきやすい
樹種にもよりますが、針葉樹の無垢床は柔らかいため、とても傷つきやすいです。
重いものを落としたらもちろん傷がつきますし、子供のおもちゃや絵本の角でも傷がつきます。
小さな子供に「落とすな!」というのも無理な話で、子供が遊ぶエリアは傷だらけ!なんてことも。
メンテナンスが大変
無垢床って、メンテナンスが大変そう…というイメージがありませんか?
日常の掃除は他の床材と同じでよいのですが、無垢材は水に弱いのでその分手間がかかります。
水拭きは推奨されず、乾拭きが基本です。
また、水に濡れたらすぐに拭きとるようにします。
オイル仕上げの床は、1年に1度はオイル塗装を行ったほうがよいでしょう。
無垢床の表面の仕上げにはいくつか種類がありますが、無垢床の風合いを楽しみたいならオイル塗装仕上げがおすすめです!
価格が高い
無垢床は、複合フローリング等の床材と比べると価格が高くなりやすいです。
樹種やグレードによっても金額に差があります。
一般的には、加工しやすく成長の早い針葉樹のほうが、広葉樹に比べて安価です。
我が家は樹種をカバザクラから杉に変更したところ、17万円減額できました!
3歳・0歳の子供と共に無垢床の家で1年間生活した結果
ここまでメリットとデメリットを紹介してきましたが、ここからは実際に子供たちと生活してみた結果をお伝えします。
肌触りがよく裸足で過ごせる
最も感じているメリットが、肌触りの良さです。
雨の日でもさらっとしている床は、最高に心地よいです。
家族全員、帰宅するとすぐに靴下を脱ぎすてて裸足になります!
帰宅すると木の香りに癒される
引き渡しから1年が経過しましたが、まだまだ木の香りが残っています。
仕事で疲れて帰って来ても、ふわりと漂う木の香りに癒される日々です。
経年変化が楽しい
我が家の床材は無節の杉。
新築当初は赤身と白身のコントラストが美しかったのですが、1年経った現在、白と赤の差は少しずつなくなり、全体的に茶色くなってきています。
この変化を見るのが楽しい!
毎日増える傷とともに、今しかない表情を見せてくれます。
1年後、10年後にどんな姿になっているのか、とても楽しみです。
今のところ隙間はない
入居して1年経ちますが、今のところ隙間はできていません。
とはいえ、乾燥しやすい季節をまだ1度しか経験していないので、今後隙間が開いてくる可能性はあります。
無垢床に適切な湿度で過ごしてもらうために、乾燥しやすい季節は加湿器を使用する予定です。
すでに傷だらけ
杉は針葉樹の中でも特に柔らかい木材です。
おもちゃや絵本など子供の落とし物はもちろん、大人が座ったダイニングチェアの跡までしっかりと傷がついてしまいました。
入居当初は傷がつくたびに落ち込んでいましたが、今は開き直って「床の模様のひとつ」だと思うようにしています!
食べこぼしの処理が大変
4歳の息子は上手にスプーンを使えますが、1歳の娘の食事は自由奔放です。
手づかみ食べをしたり、気に入らないと皿ごと食事を放り投げたり…。
現在は幼児食になったので飛んで行った食べ物を拾ってさっと拭けばよいのですが、離乳食時代はとにかく後処理が大変でした。
食材によっては、床に色移りしてしまうので、とにかく早く処理をしないといけません。
無垢床の家で子供と楽しく暮らすためにとった対策
無垢床の良いところはたくさんあるけど、子供たちと暮らしているとどうしても傷や汚れが気になります。
しかし、ワーママに家事をゆっくりこなす時間はありません。
そこで、子供たちとストレスなく暮らすために次のような対策をしています。
水回りはサニタリーフロアを採用した
キッチンや脱衣所など、水回りは水や油で汚れやすい場所。
水に弱く、シミになりやすい無垢床は、汚れたらすぐに拭きとらないといけません。
でも、仕事と育児に追われる中、こまめに掃除をする自信はありませんでした…。
そこで、水回りは無垢床ではなくサニタリーフロアを採用しました。
無垢床に比べて足元はひんやりしますが、こまめに掃除をしなくてもきれいな床を維持できています!
すぐ拭けるようにぞうきんを数か所配置した
子供がいると、コップのお茶をこぼしたり、おもらしをしたり…といったトラブルが場所を問わず頻発します。
そんな時すぐに対応できるように、室内の各所にぞうきんを配置しました。
汚れを見つけたらさっと拭けるので、今のところ水シミはできていません!
ぞうきんを求めて家中を走り回ることがないので、子供の粗相におおらかな気持ちで対応できます。
ダイニングテーブルの下にビニールマットを敷いた
床に落ちた離乳食の掃除って大変ですよね。
離乳食まみれの子供をきれいにしてあげないといけないのでつい後回しにしてしまいがちですが、時間が経つと固まって床にこびりついてしまいます。
そこで、ダイニングテーブルの下にはビニールマットを敷きました。
汚れも拭き取りやすいし食材の色移りも心配しなくて良いので、食後の掃除のストレスがかなり軽減されましたよ。
ただし、マットを敷くと日焼けしにくくなるため、他の場所と色の差が生じてしまいます。
また、無垢材の呼吸が妨げられて湿気をため込んでしまうので注意!
私はたまにビニールマットをめくって日に当てています。
小さな工夫で子供と共に無垢床で快適に暮らせる
デメリットもある無垢床ですが、その質感の良さ、快適性は唯一無二です。
少し工夫をするだけで、小さな子供がいてもきれいな床を維持できます(傷はすごいですが!)。
ただ、どんなに対策をしていても自然素材は経年変化していくため、少しの隙間やひび割れも許せない!という方にはおすすめできません……。
たくさんついた傷も、経年変化していく様子も、家族の歴史として愛していけるといいですね。